終わりのクロニクルとは?
 
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電撃文庫で刊行されている川上稔氏の小説です、概要は

 
かつて世界は平行して存在する10個の異世界と戦闘を繰り広げていた。概念戦争と呼ばれるその戦争に勝利してから60年。全てが隠蔽され、一般の人々に知られることなく時が過ぎた現在……
 
高校生の佐山御言は祖父の死後、突然巨大企業IAIより呼び出しを受ける。そして、この世界がマイナス概念の加速により滅びの方向へ進みつつあること。それを防ぐには、各異世界の生き残り達と交渉し、彼らが持つ10個の概念を開放しなければならないことを伝えられる。
 
かくして、佐山は多くの遺恨を残した概念戦争の戦後処理として、最後の闘いに巻き込まれていくが……。
 
川上稔が放つ新リーズ、ついに始動!

終わりのクロニクル1〈上〉あらすじより、新リーズのところも原文ままです。


と終わりのクロニクル1〈上〉のあらすじからそのまま引用してみましたこの異世界の生き残り達との交渉のことを全竜交渉(レヴァイアサンロード)と呼び佐山・御言はその代表として行動していきますまたキーワードとして出てくる言葉が「概念」という言葉です、この世界ではこの「概念」が全ての事象の上に存在し「貴金属は力をもつ」「地に足が着いている」といった概念がある所ではその概念が物理法則をも上回り展開されます。ここまで設定を話してきましたがまずこの設定が面白いという点が売りの一点、そしてそれをも上回るのはキャラクターの個性とそれによって生じる掛け合いです。


大城は嬉しそうに笑い、右の親指を上げてみせた。
佐山は横の新庄に、自分の右の親指を上げて、
「このセンス、どう思うかね?」
「え?、そ、それは−−−」
「正直に言いたまえ」
「だ、駄目だよっ。一応あれでもボクの上の上にいる人なんだからっ。言えないよ」
「・・・・・・素晴らしい答えだ。奥ゆかしい」
佐山が大城に振り向くと、大城は微笑のまま、右手の親指を下に向けていた。それに気づいた新庄の肘が、こちらの脇を突つき、
「あれ、どうゆう意味?」
「−−−俺の足を見ろ、だ。臭い足を自慢したいのだろう」
大城の表情の変化など、全て無視して、佐山は大城に言う。

終わりのクロニクル1〈上〉P137、佐山、新庄の会話より


大体がこんな感じのノリで進んでいきますが、いざシリアスになるとキャラクター達の台詞回しがカッコいい!

極論するとほとんど変な登場人物達が自身の生活や学園生活を送りつつレヴァイアサンロードと向き合って行くお話です、この小説は一読の価値ありです!